限界量のあるたんぱく質を、効率よく筋肉に
筋肉を作る材料といえば、肉や魚に含まれるたんぱく質です。しかし、トレーニングをした量だけ、たんぱく質を摂れば筋肉になるわけではありません。人間の体は、1日に吸収できるたんぱく質の量が限られています。体重1キロに対し2グラム程度です。体重70キロで、140g程度になります。これ以上摂ると、尿と一緒に体の外にでてしまいます。
効率的なパワーアップの為には、たんぱく質をいかに筋肉に変えていくかが、キーポイントになります。
炭水化物でパワーアップ
米やパンなどの炭水化物は、体のエネルギー源になります。筋肉の材料になるわけではありませんが、炭水化物をたくさん食べる事が大切になります。
食事によって吸収されたたんぱく質は、筋肉の材料にだけ使われるわけではありません。活動する為のエネルギー源になります。余った分が、筋肉の材料に使われます。本来、筋肉を動かす主なエネルギー源は、米やパンなどの炭水化物です。しかし、炭水化物を食べる量が十分でないと、たんぱく質もエネルギー源として使われます。体に吸収できる限界のあるたんぱく質を、エネルギーに使ってしまうのは、パワーアップをするのに、とてももったいないです。
また、炭水化物やたんぱく質、脂肪などエネルギー源が十分でないと、体についている筋肉を分解してエネルギーにしてしまいます。運動など刺激で壊れたわけではないので超回復はしません。単純に筋力がおちてしまいます。炭水化物が不足すると、筋肉の材料となるたんぱく質が摂れないばかりか、筋肉を失ってしまうのです。トレーニング前にエネルギーを補給する習慣をつけましょう。
トレーニングの後やトレーニングの翌日のたんぱく質補給も重要です。